聞きたい言葉/村山由佳(著)

おいしいコーヒーシリーズ、1巻を読んだときには高校生くらいだった
と思うのですが。
いつのまにか主人公のショーリ君(大学生)を追い越して、
わたしは社会人になっていました。

当時は、大人の恋愛だなぁ、と思っていたものが、
いまではおいおい、もうちっと大人になれよ。と思えてしまうところが不思議です。

私自信も大きく変化したからですね。
それはきっと、成長ではなかったのだと思いますが。

もしかしらた、ほんの時々は奇跡が起こって、言葉以上のものが
相手に届くことだってあるかもしれない。
だからこそ僕らは、大事な人からの言葉を、
祈るように待ち望むのかもしれない(P194)

このこと自身よく思います。
わたしは、心に浮かんだことを、ことばとして、表現するのが苦手なので。
それでいて、人一倍、言葉を介さずに理解するのはできるのですが。
どうもこれは生い立ちですね。

大事な人からの言葉でなくても、
誰かに、わたしの思ったことで、なかでも心地よい類の気持ちが
言葉を介せずにうまく伝わればと思います。

へんなのまで伝わったら困るけど。