本の話:お金のいらない国


友人に進められたものですが、読んでみました。

彼女いわく、理想だって。

学生時代に読もうとおもったのだけれど、見つからず、生協での注文も在庫切れとのことでしたが、ここ兵庫でなんとかゲット。


1時間以内に読み終わる小説形の寓話です。


この世界はお金がありません。

なにをするのもただでしてくれます。かわりに自分も世の中のためになることを進んでしたくなるような世界。

自分の仕事、それをすることでたとえばお金をもらえなくても、
それでもしようと思える仕事が、本当の意味での仕事と説いています。


すこしだけ地域通貨のイメージとつながりますが、だいぶ違うかな。

ただひとついえるのは、このお金の要らない世界は本当の意味での善意にささえられており、
かなしいことに現実にはありえない、現代の人間の魂では、なりたたない。


そんな・・・すこし悲しい理想の世界です。

refer

『金のいらない国』,長島龍人,新風舎,\900