物語を読むように。
物語を読むように、論文を書け。
かつて、大学時代のボスがいいました。
いまだ、この意味の半分くらいしかわかりません。
今日、研究報告を一部書き上げました。
今月中に、あと2部の報告書を書かないと。
こういうところは、研究所の大変なところかもしれません。
自分の書いた報告書を、ちょっと読み返してみて。
やっぱり、どうやっても物語として、読めない。
一応、書きたいことは、しっかり書いてあるけれど、
もっとわかりやすい書き方もあるだろう・・・って、
破り捨てたくなります。
このあたりは、読み手の心境より自己満足の境地かな?
芸術家と研究者は似ている気がする。
書き手の意味でも、読み手の意味でも、
まだまだ未熟だと実感します。
研究所は、成果を出していれば、かなり自由な場所だと思います。
ぶっちゃけ、ロボットを作りたいとか思っている人が、
ロボットの仕組みや概念の勉強です。とか言い張って、
鉄腕アトムをずっと見ていようが、ガンダムのDVDを見ていようが。
研究成果を出せば、問題ないです。
・・・えーと。たぶん。ないです。
(このあたりは、実践したことないからわからない。)
すくなくとも、目をつぶって眠りそうになっていても、
論文の構想を考えていました。と言い張れば。
間違いなく問題ないです。
ただ、その分。
仕事とプライベートの切り分けが、ちょっと難しい気がする。
もちろん、残業代も付きにくい。
このあたりは、個人のものを考える職業の、
ポリシーやスタンスによるのかなと思います。
今日私が書いたものは、私が書かなくても
誰かがいずれ書いたであろう文章。
誰かがしなければ、いけない仕事をする。
そういう仕事もある。あるけれど。
せっかくなら、私にしか書けないものを、
書いていきたいと思いました。
せっかく、ちょっと他人とはずれたテンションの頭してるんだから、
そんなもの、書けたら面白いな。
しかも、物語を書くように・・・ね。
仕事初めて大体1年。感想まで。