おなか一杯、ハラ一杯デース。

いつもどおり、
いつもの時間に、いつもの行き先に向けて、
同期と夕食を食べに行く晩。

メニューの中に、いつもと違ったみなれないメニュー発見。

地獄の男丼!

普通、メニューに地獄とか書くか?
値段は1000円。
説明、まったくなし。
写真ものってない。

名称から形状が想像できない。

・・・。


まぁ、あれだ。

よのなか、意味不明なものって知りたくなるよね?

ちょっとした興味本位で店員さんに聞いてみた。


そういえば、好奇心猫も殺す。ということわざがあったような
気がするけど、
なんで好奇心で猫が死ぬんだろう?

すいませーん。注文いいですか?
この男丼ってなんですか?

店員さん:作る人によって違います。

俺:は?

店員さん:男丼、食べます?


ちょっと待て!

というか、すでに注文表に男、って字を
書き始めてるんですけど?


店員さん、目を輝かせながら、ニコニコしていて、
しきりと進めてくる。
すごくノリがいい。
こういうのが、関西のよさなんだろうと思う。

東京で、こんなのは、まずありえないな。
うん、ない。

こういうタイプ、友達にいたら楽しいだろうなあ。
とか思ってて、・・・。


気が付いたら、目の前に中華なべと、

そのなかに、
なんといったらいいのか、よくわからない丼?が入ってた。
あ、注文してしまった。(三人中二人注文した。)

目測で3人前。
いれものは、中華なべ。

中華なべ?

あぁ、皿じゃないのね(泣)。

ふたつ注文したが、どちらも中身は違う様子。
ひとつは、麻婆豆腐みたいなの。
もうひとつは、チンジャオロース。みたいなの。

でもなんかよくわかんないのが、一杯入ってる。

俺の相手は、こいつね。


とりあえず、食べてみる。
あ、味が濃い。

これをなべで一杯・・・。


途中は、なんというか、新手の精神鍛錬かと思いました。
やべーよ、やっぱりメニューに地獄とか書くだけあるよ。

別に辛いわけでないが、
とにかく多い。
おいしくないわけではないが、とにかく単調な味。
それが、
たべてもたべても減らないの。


店員さんはときどき様子を見に来てくれて、
応援してくれました。


9割がたまでしか食べれんかった。

いや、無理をすれば食べれそうだけれど。
お腹壊してもなんだし。

のこりは、唯一、
男丼を注文しなかった友人が食べてくれました。

食事は腹八分が一番。



テーブル単位では、全部平らげたけれども、
個人的には、敗北感でいっぱいだ。