どこにもとどかない。そんな嫌いな言葉。

言葉って難しいと思います。
人間っていう生き物は未知であるものに対して恐れを感じることが多いから、
身の回りのものに名前をつけて、
それで安心しているのかな、と、ときどき思います。

「あ、これは机だよね、うん、しっている」

身の回りを知っているもので固めれば、安心できるんでしょうね。

それにとどまらず、物だけでなく概念にまで名前をつけるようになりました。
「心」とか「死」が、きっとそれです。
本来、見えるはずもないものに、名前をつけて
わかった気になってしまうのは、少し怖い気がします。

今日ぼーっと考えていて、気がつきました。
嫌いな言葉があります。

・〜たら
・〜れば
・今度

です。

この言葉では、思いは遠くに届かない。そう思います。

「たら」ではなく、望むべきその状態になるために、どうすればよいのか?
「れば」ではなく、何がしたいのか?何かできないのか?
「今度」ではなく、いまこの瞬間できないのか?何かできることはないのか?

そう思えるような生き方をしたいし、そうやって生きてきた気がする。

少なくとも、今度・・・と思っていた自分は好きじゃなかったな。

最近、時間が少し増えただけに、考える時間が多いなぁ・・・。
これもひとつの財産かな・・・。