人に会いに行く理由。

君のそんな顔がみたくて、僕は会いに行ったわけじゃない。

ときどき、そんな風に思うことがあります。


それは友達だったり、恋人だったり、家族だったりいろいろです。


時間を削ったり、労力を費やしたり。

ときには両方だったり。

そんな大変な思いをして、誰かに会いに行って、

そのひとが、何らかの理由で困ったり、悲しんだりしているのは、

ちょっとせつなくなる。

それだけなら、元気付けれるのだけれど。

どうしようもないことだったり、原因が僕だったりすると、

なおさら、困る。


もしくは、そのひとは二度と目を覚まさなかったりするかもしれない。

そんなこともあった。

寝顔を見ながら思いました。

こんなことをするために、会いにくるのなら、

普段、なにげなく呼んでくれ。

そうすれば、いくらでもいくのに。僕はそういっているのに。


誰かが、ほんとに必要としていて、

私が行くことで喜んでくれたり、

元気付けたりすることができるならば、

距離とか、労力とか。

気にならないんですよ、僕の場合。


それが私が人に会いに行く理由です。


あ、でもでも皆様?

呼ぶときには毎日とか無理だからね。

あらかじめ。


そんなことを思う秋の夜。